Voice - CANVASHIP

北欧専門 スタディツアー・研修のコーディネート

Voice 参加者の声

わたしは、嫌われたり、批判されるのが怖くて、自分の意志を持ったり、自分の意見を人に話すことが苦手でした。
そんな自分が嫌いで、少しでも変われるきっかけになればと、この留学に参加しました。
デンマークでは、『対話の相互作用から生まれる学び』を大切にしている価値観や「人と人との対話」を重視していることが印象に残っています。
フォルケホイスコーレの学生さんが自分の言葉で意見を堂々と話している姿を見て、『こういう人になりたい』と感じました。
そこから、自分の考えの幅や見える世界が広がり、殻に閉じこもっていた自分から、殻を破る勇気をくれたきっかけがこの留学にあったと思います。

教育系の機関、とくに小学校の0年クラスを見学できた意義が大きいと思います。各種機関を訪問でき、児童・青少年教育の全体像をイメージすることができました。
また、フォルケホイスコーレに一定期間滞在し、長期研修の人との交流も少しでき、デンマークの民主主義教育の全体像をイメージすることができました。
エピソードとしては、障害者の施設(学校)で、食事の担当職員が専門職としてのペタゴーであったことを知って、感銘したことです。

色々なバックグラウンドを持った人たちと一緒に1週間過ごす中でデンマークの色々な教育機関をみて、考え方にも触れて、対話を重ねることで、
自分の今まで見てきたものが世界のほんの一部であることに気づきました。そして、どんどん自分の考えや意思が固まっていくのを感じました。
今まで重要視したことがなかった「対話」は、他の人の考えを聞き、自分の考えを相手に伝え、
深く濃い時間を作るだけではなく、自分の考えの整理ができ、自分の考えとは違う相手のことをもっと知りたいと感じさせるのだと学びました。

現地の教育機関、施設に足を運びそこで過ごす子ども達、生徒、先生方の普段の様子を見たり、話を伺うことができました。
日本とデンマークどちらの国の良さも課題も実感することができました。教育の現場で自分のしてきたことに自信をもつことができました。
全寮制の学校に滞在したことでその日の視察先での疑問に思ったこと、感動したことをすぐに一緒に参加したメンバーと共有することのできたことは、
自分にはない考えを知ったり自分自信を見つめ直したりする良い機会となりました。

日本では、自分の意見を主張することよりも場の空気を読むことや、年齢や経験値による上下関係が重んじられていますが、デンマークでは全ての人が平等であり、
子供も大人と同じだけの責任と権利があると考えていることを学びました。自分の殻に籠るより、外の世界をたくさん知ることで得られる経験や気づきがたくさんあるということを改めて感じています。
より自分の周りの人たちにも、デンマークに行くことで自分を解放することや人と意見をぶつけ合うことの楽しさを知ってもらいたいと思いました。
日本社会に息苦しさを感じている全ての人。教育関係者で日本の教育に疑問を感じている人。斬新な発想やアイディアを求めている人にぜひ、加して欲しいです。

僕が参加して感じたことは特に20代の方々に参加して欲しいと思います。
僕自身そうでしたが、若い世代は狭い世界で生きており、学校や身近な環境が社会全体かのように考えてしまいがちです。
しかし、それはあくまでも世界のほんの一部に過ぎず、外に目を向けることで自分の知らなかった環境が広がっていると気づくきっかけになると思います。
もし今自分のいる環境に不満や生きづらさを感じている人がいれば、デンマークの教育や福祉、人々などに触れることを強くお勧めしたいです。
僕はプログラム中は常に「幸福とは何か」を自分に問い続け、自分なりの答えをいくつか見つけることができました。